前回のつづき
猫グッズを買い集めつつシェルターからの連絡を待って数日後、電話がかかってきた。ふーちゃんの兄弟のてんてんの具合が良くないらしく、今は譲渡できる状態ではないらしい。動物病院に行っても原因不明とのこと。獣医さんによるとある程度健康が回復し体重が3キロくらいに戻るまで環境を変えるのは負担になってしまうらしい。ボランティアさんが一生懸命看病してくださっている間、一家は以前犬部屋として使っていたリビング隣の部屋を猫仕様に模様替えしたり、ネットでキャットタワーを選んで過ごした。
一か月ほどしてシェルターから連絡があった。なんとてんてんの病気が判明しもう長くは生きられないため、このままシェルターで最期まで看取るとのことだった。ただ、ふーちゃんはいたって元気だそうだ。一家で話し合った結果、前の里親さんとの別れを経験し兄弟を失ってしまうふーちゃんを、どうしてもウチで幸せにしてあげたいという結論に至った。そして、シェルターでふーちゃんと仲良しのトラ坊や(タンタン)と共に、2015年6月14日キジトラの穴に迎えることになった。
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